概 要 |
平成18年6月公表の「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」 及び同年9月公表の産構審・情報経済分科会「情報サービス・ソフトウェア産業維新」での提言(契約事項の明確化、ユーザ・ベンダ間の取引関係等の可視化が必要)を受け、経済産業省(METI)は、「情報システム信頼性向上のための取引慣行・契約に関する研究会」を設置してモデル契約の策定に着手し、平成19年4月に同研究会の最終報告書として「情報システム・モデル取引・契約書(受託開発、保守運用)」を公表した。
しかしながら、情報システム(ソフトウェア)受託開発モデル契約書については、これまで業界団体(JISA,JEITA)等を中心に数次にわたり策定され、公表されてきている。そこで、今回のMETIモデル契約書の概要(意義・問題点等)について、これらの業界団体モデル契約書と必要に応じ比較しながら解説する。 |